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【実験】しっかり者の妹をクリスマスデートに誘ってみたお話

【実験】しっかり者の妹をクリスマスデートに誘ってみたお話

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 ――夢だったのだろうか。
 しっかり者なのに時々甘えだす、そんな妹との蜜月の夜。
 一夜だけ交わした身体の熱を、俺はまだどこかで覚えていた。
 そんな俺を、彼女は何食わぬ顔で、素知らぬ顔で嘲笑う。
 まるで、変な“妄想”に取り憑かれた男を見る様な目で――。

 世間がクリスマスシーズンで賑わう中、俺は一種の孤独感を覚えていた。
 毎年、独り身の孤独を共感し合う仲の、信頼していた友たちに裏切られ、
 今年は一人寂しく聖夜を過ごすことが決まっていた。
 あいつらに彼女がいて、なんで自分には彼女がいないんだ。
 妬ましい。
 忌々しい。
 キスした瞬間、結合部で何らかの化学反応を起こして勝手に爆ぜろ。
 そんな恨みごとを呟いていると、視界の端で俺のベッドに腰掛け、
 髪を櫛で梳いている妹の姿が見えた。
 はて……、と考える。
 こいつは、毎年クリスマスを実家で過ごしていた。
 俺が聖夜に野郎どもと実家を占領してドンチャン騒ぎをしていた際も、
 食事や飲料類を提供してくれる、まさにその日においての聖女だった。
 ……今年も、こいつは暇をしているのだろうか。
 クリスマスは家族と過ごすものとかいうアメリカンスタイルを貫いているのだろうか。
 ……言うだけなら、問題はあるまい。

 さして、以前の過ちを懲りない兄が、妹に再びその毒牙をかけようとするのである。

[内容]
第01話「序章」 (06:36)
意を決して、ベッドに座る妹に向けてデートのお誘いをしてみよう。
さりげなく、そして少し冗談染みた風体で。
そんな俺を冷たい目で見返す妹。
毎度のようにくどくど言い返してくる妹を見つめながら、ふと……こう思った。
……こいつには、彼氏はいないんだろうか、と。

第02話「クリスマス・イヴ」 (08:39)
今日は、待ちに待ったクリスマス・イヴ。
こんなにイヴを少年のように心待ちにしていたのは、いつ振りだろうか。
物心が付いてから、覚えることのなかった幸福感。
それをいま体感している事実がまた、もどかしい。
……相手は、妹だというのに。
妹が相手でも、心はこんなに……。
それほどまでに女に飢えているという証拠なのか?
それとも、相手が……“妹”だから……?

第03話「確執」 (14:09)
なんだかおかしい。
妹を見ていると、何かがおかしい。
彼女の顔を見ていたくないような、……でも、じっと見ていたいような。
バカか? 相手は妹だぞ?
冬の冷気にやられたか、もしくは“イブ”の雰囲気に呑まれてしまったか。
右手に感じる、妹の掌のわずかな温もり。
軽く握ってやると、呼応するように握り返してくる。
俯き加減で嬉しそうに微笑む妹。
おかしい。
なんで俺は、こんな――。

第04話「イヴの情事」 (39:03)
俺は、どこかで期待していたのかも知れない。
どこかで、きっかけを探していたのかも知れない。
あの日からずっと、あの夜からずっと、求め続けていたのかも知れない。
だから、彼女からそそのかされただけで、求められただけで、
時も、場所も、音も。関係も、血の繋がりも。すべて無視して。
こんなにも、昂ってしまうのだろう。
……相手が、妹であっても。

第05話「想い」 (07:33)
リビングのソファに、兄妹並んで座る。
妹に淹れてもらったココアを飲みながら、俺は少しばかり考えてみた。
これからのことを。お互いのことを。
決して、有耶無耶にしていてはならないことだ。
隣でココアを飲みながら綻んでいる妹を見る。
……この笑顔を、失くさないためにも。
……穢さないためにも。



のべ1時間16分の音声作品となっております。
「SE有」「SE無」からお好きなほうをお選び下さい。

暇をしている妹を連れてイブの街へ。
独特な雰囲気に呑まれるような感覚。
次第に妹にドキドキするようになってきて……?


CV:森野めぐむ様

イラスト:ぽかちゅ様